最近、SDKが収集した広告データに関するいくつかの疑惑が浮上しました。この疑惑は、業界のデータ慣行がしばしば異議を唱えられてきたこともあり、特にデリケートなのものでした。弊社への告発は完全に誤ったものでしたが、アドテク業界が透明性を高めることは重要だと考えています。そのため、Mintegral SDKをオープンソース化し、その内部の仕組みを完全に可視化することにしました。また、仲間のアドテク企業にもこの取り組みへの参加を促し、モバイル広告のエコシステム全体の透明性を高めることを奨励していきます。
オープンソースSDKに移行する理由
オープンソース化を決めた理由は主に2点あります。1つ目は理由は透明性です。オープンソースのSDKはデベロッパーが完全にアクセスできるため、SDKを使用している人はだれでも全員、不要なコードおよび機能、またはそのいずれかを気にすることなく、仕組みを正確に知ることができます。私たちは、今後のすべてのアドテク企業にとっても基準となるべきだと考えています。
2つ目の理由は安全性です。誰もがアクセスできる(さらに改善することができる)ようになるため、オープンソースのSDKはより安全なものになります。SDK はモバイル コミュニティによる継続的なレビューを受けることになるため、リスクの特定および対処がより簡単かつ迅速になっていくでしょう。
オープンソースSDKは未来
SDKをオープンソース化することで、モバイル広告業界全体にメリットがあります。顧客とエンドユーザーへさらなる透明性とセキュリティを提供することができ、スピード、品質、カスタマイズ性をもたらします。Mintegralはこの変化を推進するための力になりたいと考えており、広告エコシステム全体が繁栄するために、この業界の他のプレイヤーにも同様の取り組みを奨励していきいます。
業界がプレイヤーに透明性を求めるようになってきた今、SDKの機能を明確にしていくことが重要だと考えています。COPPA認定メンバーとして、また、App-Ads.txtの導入による広告詐欺との奮闘、IAB Tech Labからのオープンな計測SDKの認定の取得、Sellers.jsonおよびSupply Chain Objectへのサポートの追加など、Mintegralは常にデータプライバシー、セキュリティ、透明性の主要な提唱者となってきました。
今後について
Mintegral SDKは、うまくいけば来週中にオープンソース化される予定です。大変な作業になりますが、一日も早く完了できるように取り組みます。また、今回の移行、SDKの仕組みなどに関する詳細については、別の記事にてご案内いたします。それまでの間、ご質問があればMintegralチームまでお問い合わせください。